FC2ブログ
TopAboutShort-ShortEssay100-TitlesInternetBBSLink│ ┃EXIT
((( オリジナルのベルやかた )))  ~Original Novel Mansion~
 スポンサーサイト--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップに戻る
 コメント
このページのトップに戻る
 コメントの投稿
管理人のみ黙読
このページのトップに戻る
 Essay > [ライブドアショック]2006/01/21(土)
 今、世間ではライブドアショックがどうのと騒がれています。
 ライブドアへの捜査。ライブドア株の売り注文による暴落。IT関連企業の売り注文による暴落。日経平均の暴落。外国の経済までもが影響を受け、東証は約定件数が許容範囲の9割を超え、全面停止。ライブドアは上場廃止まで視野にされています。
 ここまでの騒ぎは異常だと思いませんか。
 僕は、この大騒動の原因は近年、増加傾向にある個人投資家にあると思います。

 昔では、個人投資家なんてものはほとんどおらず、その少数の人もタンス株を一つ二つと持っているだけでした。株券をずぅっとタンスにしまいこみ、企業からの配当を得る、インカムゲイン(プラスアルファで株主優待)目当ての株式投機です。
 ところが今、ネットが当たり前のように使われるようになり、個人の株式投機はタンスからネットへと変化しました。この急速な変化には『実在する株券』をなくそうとする証券会社の働きもあります。ともかく、この変化によって株が動かしやすくなったのです。
 例えば、もし部屋の模様変えが苦労せず一瞬のうちに完了するとしたらどうでしょう。多くの人は毎週のように模様変えをするのではないでしょうか。これとおなじことが現在の個人投資家に当てはまると思います。「苦労せず一瞬のうちに」というのはネット株のことです。簡単に変えられる、だからすぐに株を動かす。これが先ほどの例の模様変えであり、現在の株式投資でもあるのです。
 では、タンス株の場合は? これは、模様変えが簡単に出来ない状態であると例えることができるでしょう。簡単にできない、だから慎重に模様変えの計画をたてるのです。間取りを調べ、家具を調べ、日当たりを調べ……。これはタンス株を買うとき、慎重に買うべき株を選んだ時と、似たケースであると言えます。
 株を簡単に動かすことができる。これは株式投資家ではなく、株式投機家を増やす要因になったのではないでしょうか。そして、下がったら買う、上がったら売るというリズムをさらに大きくして不安定にし、さらには『下がっているので危ないから売る、上がっているので便乗して買う』という経済的に不安定な投機となってしまっているのです。

 以前、東証の一部、二部、マザーズの全取引が停止された事件がありました。これの原因は富士通の設定の不備でした。言わば、富士通が引き起こした問題です。富士通にはマイナスの評価に違いありません。
 僕は、これを受けての富士通関連株の下落で来る、底で買いをいれようと狙って、株価をチェックしていたのですが、翌日、確かに下がりはしたもののその額は小さいものだったのです。
 ところが年が明けて一月中旬。ライブドアショック騒ぎで株価は大きく下がりました。この差はなんなのでしょう。これは、かたや違法行為、かたや予期せぬミスということだからでしょうか。僕は、それだけではないと思います。この差には、投資家に違いにあると思います。
 東証ストップの騒ぎのとき、富士通は特筆すべき人気はなかったと思います。例のダンスのCMで、一時期は高い認知度でしたが、そのブーム(?)も去り、人々の記憶の片隅に社名が残っている程度だったでしょう。恐らくこのときの株主は大部分が先を見通せるベテラン株式投資家であったのではないでしょうか。
 ところがライブドア。ライブドアの人気はどうです? あのホリエモン人気はすごいものがあります。球団騒ぎに買収騒ぎに、とうとう堀江社長は選挙にまで出馬しました。流行語大賞には想定外・想定内が選ばれ、宣伝効果はものすごいものです。毎日のようにテレビに出、雑誌に出、ホリエモンを知らずんば、人にあらずと言わんばかりです。そして、この宣伝効果に一番動いたのは個人投資家だったのではないでしょうか。
 例え一会社の社長が紅白歌合戦に出ても、スイカの種飛ばし大会で優勝しても、先を見通すベテラン投資家には、「目立っているから」以上の買い注文の理由にはなりません。目立ってはいるものの、経営の手腕とは別物だからでしょう。こう言う動きはさほど食指を動かす理由にはなりません。
 ところが、これに注目するのは目先の利益を狙う個人投資家です。「彼は目立つ」が、「彼を好きだ」ととってしまい、それが「彼の会社が好きだ」になってしまうのです。経営の手腕が、とか、そこのブランドがいいものだから、いい製品(サービス)を提供するから、とかの理由ではなく、目立つという一見すばらしいものによってその会社が好きになり、そして株を買うのです。
 ところがそこにマイナスの評価が出るとする。今まで目立っていただけに余計にそのマイナスが目立ちます。白くピカピカと光っていたものに一箇所、赤いバツがついたのです。そこでこれはまずいと手放す。この動きで株はひどく下がったのではないでしょうか。

 上がったら売る、下がったら買う。これはシーソー状態です。これを繰り返せば繰り返すだけ、その差は大きく、プラスが大きいかわりに、マイナスも大きくなっていくのではないでしょうか。そして、これを大きな目で見れば、不安定な経済。つまりはインフレとデフレを繰り返すような経済へとなってしまうのではないでしょうか。
 ネット株だからといってキャピタルゲインを重視する投機だけでなく、お気に入りの企業を見つけ、じっくりと腰をすえて配当を待つ、あるいは優待を重視するのんびりとした投資をすることは悪いことではないと思います。
スポンサーサイト
このページのトップに戻る
 コメント
このページのトップに戻る
 コメントの投稿
管理人のみ黙読
このページのトップに戻る

推薦リンク(新窓)文芸Webサーチ真・ショートショートコンテスト超短編小説会駄文同盟.com

Powered By FC2ブログ. Copyright (C)オリジナルのベルやかた ~Original Novel Mansion~ All Rights Reserved.

FC2Ad

  管理ページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。